あ ら す じ

 

筆者自らの体験をエッセーにしました

自覚の無かった心臓病

ある日始まった症状

不安を抱えながら正月を迎えました


それは正月明けの五日に起きました

生活習慣病を抱えてる あなた

思い返せば早くから出てた症状の数々


恐ろしきは

身体が発する警告

無視してたところにありました

太ってるとか、痩せてるとかは

関係ないようです


家庭医から処方されるお薬にも

注意を払いましょう
突発症状に治療を施せないこともあるのです

先進医療の素晴らしさもご紹介してます


医療現場が抱えている

「自覚を持たない患者問題」にも触れました

 


エッセイの一部をご紹介してます

 暮れも押し迫った12月30日の午後3時過ぎ、私は名護の二十一世紀の森ビーチ駐車場に車を置いて、習慣となっていた、速足散歩を始めていた。
 公園内では、2月の日本ハムファイターズ春キャンプに備えて、予備グラウンドに新設された、夜間照明塔工事も終わり、新年を迎える準備を終えた園内は、清々しさに満ち溢れていた。
私の散歩が、海岸線を走っている散策路に差し掛かった頃であった。
このところ、頻発し始めてた鈍痛を、左肩付近に感じはじめたのだ。
 しかし、一日の大半をキーボードに向かう事が多かった私は、今日も、溜まった肩こりが始まったぐらいにしか考えなかった。
 ただ、普段と少し違う、違和感を、感じはじめたのは、芝生の丘に向かう階段を登り始めた時だった。
 突然、鈍痛を感じた左肩付け根前面の一点に、細い棒をねじ込まれたような、痛みを受けたのだ。
 右手人差し指を、その一点に当て、少し揉み込んでみたのだが、ツボを押すのとは異なるようで、その痛みは、身体のもっと奥の方から来ているようだった。
 しかし、その痛みも、どうにか丘を登り切り、平坦な散策路を進む内に、治まったのだ。

 翌日は、大晦日の午後3時半頃、再び散歩に出かけた私は、その当初から、呼吸に少し異常を感じはじめていた。
 それは、近くの公園に登る、40段ほどの階段を上りはじめた頃合いに起こった。
 左肩付近の異常に加え、咽頭部に冷気を激しく吸い込んだ直後の如き、炎症感に似た、焼け付き感を覚えはじめたのだ。
 その症状は、明らかに、扁桃痛とは異なる感覚であり、左肩鈍痛域は、前日にも増して、より広がりを見せるように感じられた。
 しかし、その症状も、暫く公園のベンチで休んだ後、平坦な道を歩く分には、咽喉の異常感を除いては、すべて昨日同様、5分も経過した辺りから、消え去ったのであった。
 ただ、いつもより動悸が速いように感じられはしたので、その日は、いつものコース取りを、半分で切り上げたのだった。
 掛かりつけ医も、既に、年末休暇に入って居り、さりとて休日病院の緊急窓口へ、駆け込むほどの危機感は持たなかったので、念のため、正月明けに顔を出せば良いぐらいの、安易な気持ちであったのだ。
 
 正月三ケ日は、ごろ寝休みを決め込んだので、特に異常を来たすこともなく、平穏に過ごし終えて四日になって、近くのスーパーまで妻のお供をして、車で繰り出した。
 一通りの買い物を済ませて、買い物袋をぶら下げて、マンションの階段を数段上ったところで、再び、あの症状が始まったのだ。
 車を駐車スペースに置いてからやって来た妻が、私の青ざめた顔を見て、「どうしたの?」、初めて妻は異常に気付いたようで、声をかけてきたが、その場で暫くジッとしていた私は、既に異常が収まる気配を感じていたので、「いや、チョット胸が……」とだけ言って、その場は何もない様子を装うことに努めたのだった。
 妻は介護の仕事をしているので、年末も正月も無く、平日と変わらぬ慌ただしい毎日を送っていたから、それをさして気に留めることもなく、家に入って行った。
 その晩は、軽い晩酌を済ませて、娘との長電話をしてた妻が、私に振ってはきたが、何となく胸や肩に異常を感じていた私は、ツッケンドンに振る舞い、先に寝床に入ってしまったのだった。

 正月5日の早朝2時頃だったであろうか?
尿意を催した私が、床を起とうとした時、再び、あの異常が私を襲ってきたのだ。
三が日を大人しく過ごしてきたので、異常感は回復しつつあるものとばかり思い込んでた矢先の出来事だった。
 今回の症状は、かなり強烈なものであり、まだ前夜のアルコールが残っていた私にとって、その鈍痛から来るコリ感が、背中全体に広がって行く感じを受け、そのまま床の上に猫のごとく丸まって、ジットを決め込んだのだった。
 妻に声をかけはしたものの、彼女も連日の仕事から来る疲れに熟睡しており、返答は無かった。
 いつもより長い異常は、10数分つづいたように感じられたのだが、やがてそれも治まって、そのまま眠りについてしまったようだ。
 次の尿意は朝方だったが、胸苦しさはあったものの痛みは無く、そのまま起床してパソコンに向かうと、習慣となってるメールとツイッターの確認作業を終え、朝食後、着替えを済ませると、兎にも角にも、掛かりつけクリニックに向かう事にしたのだった。